インフルエンザとノルアドレナリン
インフルエンザBにかかった友人。
日頃は、36.5度前後
ところが、インフルエンザBで寝込んだ後、体温が35.8度になりインフルエンザは治ったのに身体がだるいとのこと。
体温調節の記事*体温調節~温活 - 辻堂女性のための整体「結・ゆい」*で書きましたが
寒冷環境時、脳、内臓等の体の中心部の体温低下を防ぐための主なしくみ
①視床下部(ノルアドレナリン)➡️交感神経(ノルアドレナリン)➡️褐色細胞組織➡️熱産生
②視床下部(ノルアドレナリン)➡️交感神経(ノルアドレナリン)➡️皮膚血管収縮➡️熱放散抑制
③視床下部(ドーパミン)➡️運動神経(アセチルコリン)➡️骨格筋収縮➡️ふるえ➡️熱産生
インフルエンザの高熱時も似たような作用機序です。
ウイルスが身体の中に入ってくると、疫活性食細胞の働きで「サイトカイン」という物質がつくられます。しかし、サイトカインは脳関門を通れないので、脳関門を通れる「プロスタグランジンE2」の産生を促します。「プロスタグランジンE2」は視床下部にて「ノルアドレナリン」を介して寒冷環境時と同じように熱産生をします。
つまり、侵入してきたウイルスが耐えられない高熱にしてウイルスをやっつけようとします。
*漢方の詳しいDr.はよくインフルエンザに麻黄附子細辛湯を処方します。附子はノルアドレナリンの分泌を促進するのでウイルスが耐えられない高熱にします。この時、解熱剤を飲んだら元もこもなくなります。*
話しを元に戻します。
インフルエンザ後、体温が低くなってしまった友人👊
高熱時ノルアドレナリンを大量消費してしまった可能性があります。
ノルアドレナリンを増やすには、チロシンが多く含まれる食品*大豆製品やチーズ*を多めに取ってノルアドレナリンを増やすと体温が早く元に戻るのでは?と伝えました。
辻堂女性のための整体「結・ゆい」
辻堂西口徒歩1分